単利と複利の効果を教えて(資産形成編)

ノバリーくん

ノバリーくんから質問

船長、船長、単利と複利の効果を教えて。

単利とは預金期間中、元本のみに利息をつけることで、

複利とは預金期間の途中、利息を元本に加えて、その金額をもとに利息をつけることです。

元本のみの利息か元本+利息の利息か、みたいな感じです。

仮に100万円の現金を年利回り5%で運用すると、単利の場合は10年目に150万円になりますが、複利の場合は10年目に約163万円になっています。投資期間が短いと複利効果は小さいのですが、投資期間が長いと複利効果は大きくなります。

複利効果を計算する時に便利なのは72の法則です。
72の法則とは、複利運用で資産が2倍になるまでの年数を算出するもので、計算式は「資産が2倍になるまでの年数=72÷年利回り」です。
例えば、年利回り6%で運用した場合、資産が2倍になるまでの年数は72÷6%=12年かかります。当然ながら、年利回りが高くなると、資産が2倍になる必要年数は短くなります。また、資産を2倍にするのに必要な年利回りも算出でき、計算式は「資産を2倍にするのに必要な年利回り=72÷運用期間」です。
仮に10年間で資産を2倍にしたい場合、72÷10年=7.2%の年利回りが必要になります。ただ、一定の運用年利回りが変動すれば、運用成果にも変化が生じてきます。


よって、投資は早くから始めて、時間を味方につけると有利です。
長期に加えて、年利回りの確保も重要なので、ノバリーくんも、是非考えてみて。

船長

本日、任務完了

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