投資で気になるリスクを教えて(資産形成編)

ノバリーくん

ノバリーくんから質問

船長、船長、投資で気になるリスクを教えて。

リスクは良くないもの、危険なもの、と勘違いしている場合が、とても多いと思います。

お金を運用した結果、得られる利益や損失のことをリターンといい、リターンの不確実性の大きさ、振り幅の大きさのことをリスクと言います。株式や債券など各資産のリスクを、リターンの標準偏差という数値で表します。

例えば、平均リターン年利回り3%、標準偏差5%ですと、1年間では概ねプラス8%からマイナス2%(リターン3%±標準偏差5%)に収まるような値動きをしたことが分かります。投資も、この位からこの位までの振り幅があると知り、事前に経験していると怖くなくなります。

また、価格変動リスク(株価の変動など)だけでなく、信用リスク(社債を発行している企業の倒産など),為替変動リスク(外貨建てが円高になった場合など),金利変動リスク(債券価格の変動など),カントリーリスクなどを低減するためには、長期・分散がポイントになります。分散投資には資産の分散(異なる値動きや対象の金融商品),地域の分散(複数の国や地域の株式・債券・通貨),時間の分散(購入時期を分ける)などがあります。

やはり、リスクの小さな資産は得られるリターンが小さく、リスクの大きな資産は高いリターンが得られます。
一般的には、株式がハイリスクハイリターン,債券や預貯金はローリスクローリターンと位置付けられています。

リスクとリターンは比例し、これをリスクとリターンのトレードオフと言います。ノバリーくんも、是非覚えておいて。

船長

本日、任務完了

目次