日本のウォール街とも言われる日本橋兜町。その金融街の中心に、東京証券取引所があります。いつも、JPXの巨大な看板が気になっていたので、今回、勉強を兼ねて自由見学に行って来ました。入口はいくつかあるのですが、西玄関からになります。入口の1階で、まず手荷物検査があり、その後に受付で手続きをします。
1階には証券史料ホール,四体像,見学記念品コーナーなどがあります。証券史料ホールは日本の証券市場のあゆみと東京証券取引所の歴史を中心に展示・解説しています。四体像は工業、商業、農業、交通・通信業と経済に大きく関わる4つの要素を表現しています。見学記念品コーナーは日本取引所グループのロゴが入ったオリジナルグッズや兜神社のお守りを販売しています。
2階には株式投資体験コーナー,見学回廊,チッカー,マーケットセンターなどがあります。株式投資体験コーナーは架空の証券市場での投資体験をすることで、世の中の出来事と株価の値動きの関係を理解出来ます。見学回廊はマーケットセンターをいろいろな角度から眺められます。写真展示コーナーで東証設立の歴史にも触れられています。マーケットセンターの上をぐるぐる回るチッカーは1周約50mの大きな電光掲示板。売買が成立した株価が次々と表示されます。マーケットセンターは直径17mのガラスシリンダーで覆われています。市場の透明性・公正性を表現するためにガラス張りになっています。
中2階にはオープンプラットフォーム,上場の鐘などがあります。オープンプラットフォームは企業と一般投資家の触れ合いの場としてセレモニーやセミナーを開催する多目的スペース。マーケットセンターや株価ボードを間近で見ることが出来ます。上場の鐘は新規上場セレモニーで鳴らされる鐘。厳しい審査基準をクリアした企業の上場セレモニーが取引の初日に開催されます。
所要時間は30分から60分位ですが、金融に興味関心がある方は結構楽しめると思います。当社が金融商品仲介業者として登録を完了した時期に、自由見学を考えた次第です。最後は自分の将来を思い描いて、上場の鐘のフォトスポットで記念撮影しました(笑)。