おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。
今月のビジョンシェアリングは「昨今の保険業界と今後の動向」について話をしたいと思います。先月のコンプライアンス研修でも、少しお話が出ましたが、2014年と2016年の保険業法改正以来の大きな変化になっていくと思います。
(社内研修用のため一部省略させていただきます。)
金融審議会の損害保険業に関する制度等ワーキング・グループのポイントを紹介しますと①大規模代理店に対する指導等の実効性の確保②代理店手数料ポイント制度③保険会社による代理店等への過度な便宜供与等の制限④乗合代理店における適切な比較推奨販売の確保⑤企業内代理店の在り方などになります。
こうしたワーキング・グループが進捗する中で、既に保険会社は代理店への出向や代理店から研修生の受け入れを無くしていく方向で動いております。最近、大手新聞社の情報を目を通していると、4つ程気になる見出しがありました。
1つ目ですが、先月末から金融庁がFPパートナー(マネードクター)に適切な比較推奨販売が出来ているか調査に入りました。2つ目は企業内代理店への規制強化がほぼ決定しているので、三菱ケミカルグループは保険代理店事業をブローカー大手のエーオンに売却しております。企業内代理店は国内に約9千あると言われてますので、これから再編なり淘汰が加速していくのではないかと思います。ビジネスチャンスになる可能性もあるので、ノバリ株式会社としても、受け皿として共同募集による営業事務部門をつくりたいと思っております。3つ目の生命保険の予定利率上げは、日銀の政策金利と連動してますが、新NISAを意識している面も強そうです。ノバリ株式会社でもFP事業・IFA事業が収益の柱として成長していく可能性はあります。4つ目は保険会社が手数料体系にメスを入れ、ボリューム偏重からの脱却を目指しています。直近の記事の見出しでも、「競争促し寡占抑制、金融庁が損保改革案 意識改革必要に」とありました。生命保険の改革が一段落し、これから損害保険の本格的な改革に入っていくことと思われます。
(社内研修用のため一部省略させていただきます。)
業務品質で保険会社に共通しているのはデジタル化なので、2025年度の方針としては、営業所長はじめ全従業員が意識して進めていかなくてはなりません。また、役員を含めて本社から指導・アドバイスもしていく予定でいます。
全国の営業所を3つの評価「体制」「品質」「収益」で分析してみても、3つとも合格点が出る営業所はまだまだ多くはありません。これから保険会社と業務品質を高めるため定期的に情報収集をしていきますので、営業所の皆さんも是非その都度対応の程、宜しくお願いします。
(社内研修用のため一部省略させていただきます。)
では、今月は以上とします。ありがとうございました。