おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。今月のビジョンシェアリングは「企業理念と行動指針<社員心得>とVUCA時代」について話をしたいと思います。ノバリウェイの<社員心得>の解説は毎年やっておりますので、今年はVUCA時代も付け加えて話してみます。おそらく、より理解が深まるのではないかと思います。本題に入る前に、先月6月下旬、損保代理店が中心に集まる第25回RINGの会に参加してきました。BM・カルテル問題や生成AIの可能性、能登半島地震とBCPなどがテーマの対談でした。やはり、仕事の実績の前にノバリウェイのような企業倫理が重要だと強く認識した次第です。
まずは、こちらを見てください。
ノバリウェイの企業理念と行動指針<社員心得>の抜粋です。再度、①お客さま第一の会社をつくるために②③④⑤⑥⑦の実践があることを理解してください。お客さま第一の会社をつくるためには、いろんな考え方があると思いますが、こちらの7つの考え方から心掛けていきましょうということです。当然、7つの考え方で終わりではなく、成功していく組織の考え方を学び続ける必要があります。平易な言葉なので頭が分かっても心から納得するには、やはり実践が必要になります。後半部分で実践方法を具体的に考えてみたいと思います。
次に、こちらを見てください。
VUCA時代を聞いたことがある方はいますか。VUCAという言葉は、米ソ冷戦後の不確実な状況下で使われ始めたと言われています。2010年以降、ビジネス用語でも時折使われましたが、2016年の世界経済フォーラム(ダボス会議)で、VUCAという言葉が世界中で認識されるようになりました。
次に、こちらを見てください。
英語が得意な方はお分かりかと思いますが、「変動性」「不確実性」「複雑性」「曖昧性」の頭文字がVUCAになります。関連のある保険業界の歴史も思い出してみましょう。変動性でいうと、ノバリ株式会社が設立された時は、株式会社NTTデータの保険会社共同ゲートウェイは開発されていませんでした。2002年4月からサービス提供を開始したのですが、金融機関の窓販開始に伴ってですね。その後、株式会社アイリックコーポレーションのAS―BOXのようなワンストップで行えるツールも開発されています。現在、生保の販売が強い代理店は独自のツールを既に開発していて、差別化しているところもあります。不確実性では、新型コロナウイルスの前と後で変わってきているのではないでしょうか。お客さまの方も、必ずしも訪問を希望されなかったりします。社員の働き方も在宅のテレワークも一般的になりつつあります。複雑性では、ネット社会が広がると商品選択が複雑になっていると思います。買い手は選んでじっくり購入したいとなりますし、売り手の方は適切な情報提供が必要になってきます。曖昧性の方は、やはり外国の方が増えるとグローバル化が進むので、価値観も多様性が出て来ます。日本人だけの常識が通じなくなってきて、ルールがないと混乱する可能性もあります。繰り返しになりますが、VUCA時代は先行き不透明で将来の予測が困難な状態であることが再認識出来るかと思います。
最後に、こちらを見てください。
ノバリ株式会社として、どういうスタンスが大事かといったことです。このテーマのディスカッションだけでも、アイディアは結構出ると思います。私の方では方向性だけはお伝えしておきます。今後もDX化が進みますし、テレワーク社員も増えていく方向になるかと思います。おそらく、テレワーク社員向けの教育体制も必要不可欠になります。先程のRINGの会では生成AI活用ツールの実例を取り上げていましたので、生産性を高めるためにAIとの共存を考えていく必要があるかもしれません。NottaやChat PDFなどの活用ツールは若い人の方が取り組みやすいと思います。また、今年から来店型保険ショップは、保険以外の投資信託も本格的に取り扱います。そうした時代の流れにもついていくことは大切です。企業としては多様化の中でも、ぶれない考え方が重要になります。BM・カルテル問題を反面教師として、ノバリウェイの<社員心得>を実践することを考えていただきたいと思います。具体的にどうするかということですね。例えば、「②相互に助け合う会社」では本社に限らず、全国の証券外務員の資格者で投資信託販売の情報交換をすることを考えています。当然、今後は生保の得意な方々同士でも情報交換の場を作っていきたいと思っています。「③自助で学習する会社」では、ファイナンシャルプランナーや証券外務員の資格を取得して専門知識を高めることは大事です。金融機関の窓販サービスをみても、リテール営業は保険と資産形成の相談になっているのは事実だと思います。「⑦手堅くて大胆な会社」では、若手社員の抜擢人事やアルバイトさんへの権限移譲もあります。テレワークの仕事などは、この考え方に近いかもしれませんね。要はお客さま第一の会社をつくるために、<社員心得>をはじめ、いろいろとアイディアを出し、日頃の業務で改善していただければ有り難いです。繰り返しになりますけど、<社員心得>は7つだけではなく、本来沢山ある中の優先順位の高い7つとして、取り組んでください。
では、今月は以上とします。ありがとうございました。