おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。
今月のビジョンシェアリングは「金融商品仲介業(IFA)と新NISA制度について」話をしたいと思います。
先々週の土曜日、私から皆さんへメールをお送りしました。今、準備を進めておりますけど、金融商品仲介業(IFA)の総代理店として、アイザワ証券株式会社と業務委託契約を来年度中に締結することにしました。2024年以降に始まる新NISA制度の大きなビジネスチャンスを活かしていきたいですし、ほけんの窓口グループ株式会社など大手来店型保険ショップが来年夏頃から本格的に投資信託を扱うことになりますので、しっかり対応していく必要があるということですね。本日は、入門編になりますが、この辺りを補足説明したいと思います。
まずは、こちらを見てください。
金融商品仲介業者とは、金融商品取引業者(証券会社)または登録金融機関(銀行等)の委託を受けて、有価証券の売買の媒介などを行う者です。金融商品の販売を行う代理店制度を目指して作られた制度であるため、保険代理店と似た形式になっています。もちろん、仲介業なので、特定の証券会社に属さず、独立・中立的な立場で資産運用のアドバイスを行うことが出来ます。
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金融商品仲介業者のことをIFA(Independent Financial Advisor)と呼ぶこともありますが、そこに所属する独立系金融アドバイザーのことですね。1.の「金融機関の代理人」ではなく、「顧客の代理人」の考え方はノバリ株式会社のような乗合代理店の考え方そのものですね。
あと、新規の法人開拓が出来る企業型確定拠出年金(DC)の提案なんかも可能になります。九州の熊本にある保険代理店は社会保険労務士と連携して、かなりの実績を挙げているようです。また、アイザワ証券株式会社ではIFAだけの商品として、職場積立NISAなどがあり、給与天引きも出来るので、福利厚生制度の入口として評価は高いようです。
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投資の王道もここで簡単に復習しておきます。資産運用で大切なのは、やはり長期・積立・分散です。株価の動きに連動して、購入株数が変わるドルコスト平均法の推奨になります。株価が高い時は購入株数は減り、株価が低い時は購入株数は増えます。購入額は同じなので、平均購入単価を平準化させる効果があるんです。長期で資産形成を行う上で、有効な方法の一つだと言われております。
実際、投資期間が長期になるほど、元本割れをする確率も、平均損失率も減少します。時折、日経平均株価は1989年のバブル時代の過去最高値38,957円を超えていないじゃないかと言う声もありますが、仮に配当を考慮すると既に5万5000円とか、5万6000円を超えているとも言われているんです。
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実際のドルコスト平均法の効果ですね。定時定額積立を主とする金融商品仲介業者の運用損益は、主要銀行や大手ネット証券と比較しても、とても成果が出ているようです。データの事例として、世界株で10年間毎月1万積立投資した場合、積立総額120万円に対して、2011年から2021年では最大の約250万円になっています。反対に1998年から2008年では最小の約80万円です。ここ数十年の平均では約175万円になっているようです。
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ここから、NISA の紹介をします。ご存知の方も多いかと思いますが、NISAのモデルと簡単な概要ですね。NISAの正式名称は、少額投資非課税制度です。少額の投資について、その利益にかかる税金を非課税にする制度になります。2014年からNISA制度は始まっているのですが、「つみたてNISA」と「一般NISA」が併用不可など、あまり使い勝手が良くありませんでした。株式売却益(株式譲渡益)や配当金の非課税は良いのですけど、非課税保有限度額は小さく、非課税保有期間も無制限ではなかったんです。そこで、来年から新NISA制度のスタートです。
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新NISA制度の概要です。巷では神改正と言われています。私も神改正とネット検索してみたら、新NISA制度ばかり出て来ました。やはり、評価されているんだと思います。具体的には、投資枠は2倍から3倍と大きく拡大し、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となり、使い勝手も良くなった印象です。それだけでなく、非課税保有期間が無制限になります。野村アセットマネジメント株式会社の小池社長は「NISAの拡充は過去にない大きなチャンスで、これから何年もかけて日本人のお金に対する振る舞いが変わっていくスタートになる。」(週刊ダイアモンド2023年11月4日号)と述べておられます。
実際、メガバンクの支店もないような田舎の地方銀行の方がNISA口座の増え方が凄いことになっているようです。JAで保険の実績日本一になった私の知人がいるのですが、保険のセミナーをやっても集客は難しいが、新NISAのセミナーだと集客も多く、契約率もかなり高いと言っておられました。新NISAの商品と変額保険,終身保険などを織り交ぜて提案し販売しています。NISAのデメリットもお伝えしておくと、利益が出ていない場合、損失の繰越控除が認められていない点と損益の通算はNISA口座内に限られている点です。ですから、NISAのメリットは利益が出ている場合とも言えます。
最後にNISAとiDeCoの使い分けも簡単に補足しておきます。iDeCoの方は運用による利益が出なくても、所得控除などの税制上のメリットが受けられます。ただ、解約して引き出し出来るのは、60歳以上とデメリットもあります。本当は両方とも活用するのが理想ですが、20代30代から始めるなら、いつでも解約出来る新NISAがおすすめ。40代50代からはiDeCoも選択肢に入ります。国民年金しか加入していない自営業者やフリーランスの場合、会社員よりは早目にiDeCoを始めた方が良いと思います。
結論として、これから総合保険代理業から総合金融サービス業へと意識変革し成長していけば、お客さまが喜ばれるワンストップサービスに繋がっていくのではないかと思います。そのためには、資格も必須となりますので、証券外務員二種の取得に是非挑戦していただければと思います。来月のビジョンシェアリングはマネーセミナーで成功している企業を少し紹介してみたいと思っております。
では、今月は以上とします。ありがとうございました。