
おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。今月は入門編になりますが、「ブランディングについて」の話をしたいと思います。実は12月2日に開催した所長会のテーマでもあったんですけど、社員にとっても重要なテーマになるかと思います。来月1月のビジョンシェアリングはグループでのSWOT分析の発表を考えていますが、SWOT分析の「強み」とブランディングは繋がっておりますので、参考になる点も多いかと思います。
まず、ブランドとブランディングの定義を見てもらいましょうか。
ブランド …時間や対価を払ってでも得たいノバリ独自の価値
ブランディング…ノバリ独自の価値・ブランドを形成するために行う様々なコミュニケーション活動
*ノバリ独自の価値をPRし、ファンを増やし、紹介して頂く流れをつくる
一言でいうと、お客さまにもっとノバリを好きになってもらうということです。また、別な言葉でいうと、東京本社のサービスと営業所のサービスを同じレベルにするということです。営業所ごと社員数の多い少ないはあるかと思いますが、どの営業所でもノバリとして一定以上のサービスをお客様に提供できることが大切です。そうしないとお近くの来店型ショップに勝てないサービスになりますし、雇用する際もご苦労されるのではないかと思います。テレビCMを流しているような企業は、既に名前がブランドにもなっているので、中堅企業の私達こそブランディングを真剣に考えなくてはいけないと感じています。
次に、マーケティングとブランディングの違いも見てもらいましょうか。
マーケティングが販売を促進するために行われる企業活動なのに対して、
ブランディングはノバリの価値やイメージを高めるために行う企業活動
*組織では定量評価だけでなく、定性評価の割合を高めることも重要となる
ホームページをリニューアルした時期でもあるので、定量評価だけでなく、定性評価の価値を再認識する必要があります。人事評価における定性評価とはノバリウェイの実践ということになります。少し前に追加した「お客さまとのお約束」の7つは、クレドを意識して作成しています。ある営業所では、定期的にノバリウェイの勉強会を開いているところもあります。ただ、もう少し具体的でないと分からない社員もいるかと思いますので、今後はノバリウェイをさらに具体化した「求める所長像」や「求める人材像」などもまとめる予定でいます。例えば、セールスパーソンに新規開拓は1週間に何件はやりましょうとか、定年は60歳なので70歳までに所長は引き継ぎを終えておきましょうといったことですね。今後、私の方も全国の社員向けに、人事教育のWeb研修が出来れば良いかなと思っております。
また、ブランディングとノバリウェイのような経営理念は密接な関係なので、こちらも見てみましょう。
何を成し遂げたいのか? ⇒ミッション(Mission)
将来のあるべき姿は? ⇒ビジョン(Vision)
どんな価値を提供したいのか?⇒バリュー(Value)
を考えることが必要 *MVVとはMission・Vision ・Valueの略語
P・F・ドラッカー氏の「ネクスト・ソサエティ」(ダイヤモンド社)が出版されてからMVVを公表する企業が増えたように感じます。そして、ノバリのMVVはこちらになります。
ミッション:保険代理店の未来標準の実現
ビジョン:独立系保険代理店として最大の規模・最強の組織・最高のサービス
バリュー:企業理念と行動指針ーノバリウェイー
ビジョンの方を補足すると、具体的には長期ビジョンで損保収保300億・営業所200拠点・保険募集人1000人体制を掲げています。こうありたいという強い意思がブランドの根幹となりますし、強い意志がどの企業にも真似の出来ないサービスに繋がっていくと思います。
次にブランディングが必要な理由をお伝えすると、市場飽和,少子高齢化,人口減少などがあります。求人の応募をする方は、当然企業の評判をとても大事します。最近では東京本社でも、社員からの紹介や保険会社からの紹介で入社してくるケースが多くなっています。おそらく、ノバリの同業他社との差別化や付加価値、魅力を考えた上での決断になっているのだと思います。私の経験上、採用を成功させるにはMVVへの共感度がとても重要だと感じています。
では、最後にブランディングの効果をお伝えすると、社員のモチベーション向上,競合との優位性,ビジネス機会の拡大などがあります。ノバリは損害保険の販売が強い代理店で、損害保険収保の規模ではそれなりになっていますが、あらためてユニークな企業文化なりブランドをつくっていきたいと思っています。
ノバリの「強み」をもっとPRし新規顧客開拓に繋げるために、もし良いアイディアや企画があれば、是非、ご提案の程、宜しくお願いします。
では、今月は以上とします。ありがとうございました。