2022年5月の社長講話

おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。こちらの『企業理念と行動指針-ノバリウェイ-』を3回にわたり、解説していきたいと思います。解説の目的としては、ノバリウェイの理解を深めていただき、仕事の成果を挙げるのと同時に人として成長していただきたいなと考えております。今月、来月、再来月と三回シリーズになりますけど、今月はこちらを補足説明しますね。

目次

『企業理念と行動指針-ノバリウェイ-』解説 第一回目(三回シリーズ)

企業理念と行動指針<基本理念>
◇お客さまとのお約束
◇企業理念
◇経営理念
企業理念と行動指針<経営心得>

<基本理念>のお客さまとのお約束、もしくは企業理念と経営理念は、本来、名刺の裏に印刷して、しっかりお伝えしていかなければならない内容だと思います。なぜ、こういったノバリウェイが必要かと言うと、なかった時期と比較すると分かりやすいです。今、ノバリは創業20年になりますけど、最初の数年はノバリウェイにあたるものがなかったんです。当時は、今のノバリとは全然雰囲気が違っていて、組織というよりは個人事業主の集まりに近かったように感じます。私の方としては、会社組織を作りたいんだけど、作れない。東京本社の社員が20名位になると、完全に考えがまとまらなくなってきました。売上は年々増えていたので、売上だけ上げればいいでしょみたいな社員も結構いたんだと思います。困ったことに、私の考えを自分の都合いい方向に、正反対に受け止めていた社員もいたので、これは自分の考えなり、会社のあるべき姿をまとめないとダメだなと感じた次第です。一般論で言うと、皆さんの考え方は、ご両親やご家族の考え方に影響を受けていると思います。ですから、最初は私の方も、ノバリウェイをどう浸透させるか、少し分からなかった点もありましたけど、何度も何度も繰り返し伝えていくことで、徐々に理解してもらえたような気がします。社歴が長い社員であれば、ノバリウェイをもとに企業カルチャーが出来てきたのが分かると思います。経営的視点でも、ノバリウェイは、ビジネスコンセプトや経営計画,人事制度のもとになる考え方であり、価値判断になりますので、とても重要ということになります。社員の行動やサービスには、必ず、理由があるということです。

では、お客さまとのお約束から補足説明します。

◇お客さまとのお約束

  1. お客さまとのご縁に感謝します
  2. お客さまの意向が第一優先です
  3. お客さまと常に真心で接します
  4. お客さまの声を改善に繋げます
  5. お客さまと信頼関係を築きます
  6. お客さまの満足度を向上します
  7. お客さまの感動が最終目標です

「ご縁」「意向」「真心」「声」「信頼関係」「満足度」「感動」がキーワードになっています。自分だったら、こちらのキーワードをお客さまと約束したいということですね。「ご縁」に感謝とは、アポイントメント取れただけでも感謝ですし、更改落ちしても感謝ということになります。おそらく、そういう姿勢で評判が良くなり紹介に繋がっていくんだと思います。「意向」は金融庁の指針通りです。「真心」とは偽りや飾りがない心で、お客さまのことを心から考えることですね。「声」は良いもの悪いもの両方必要で、ノバリの次なるサービスを生み出す宝とも言えます。「信頼関係」とは一生お付き合いする決意ですね。「満足度」はお客さまの評価の指針となり、最終的にはお客さまの感動があれば合格ということです。「感動」は人それぞれで、新入社員心得実践①電話は3コール以内に取ることとありますけど、こんなささやかな実践でも感動してくれるお客さまはいます。凡事徹底という言葉もありますが、何でもない当たり前のことを徹底することが大事ということですね。要は、この7つの実践だけでも、ノバリの評判を高め、ブランド価値に繋がっていきます。

次に企業理念と経営理念を補足説明します。

◇企業理念…企業の存在意義や目的、何のためにやっているのか

人生の不安を取り除き安心を与えて
お客さまの豊かな人生に貢献します

◇経営理念…経営の方針や目標、どうしていきたいのか

保険代理店の未来標準の実現を目指して
より豊かな未来社会の創造に寄与します

企業理念とは、企業の存在意義や目的、何のためにやっているのかということです。経営理念の方は、経営の方針や目標、どうしていきたいのかということですね。そういった違いがあります。ですから、企業理念ではお客さまの不安を安心にかえて、豊かな人生に貢献するためにノバリは存在するということです。ノバリという名前の由来は、ノーバリアでお客さまの発展を妨げる障壁を取り除くという決意から始まっています。お客さまからノバリって何なの?と聞かれたら、しっかり回答してください。経営理念の方では保険代理店の未来標準の実現を目指すと同時に、より豊かな未来社会を創るのに寄与していくのが目標ということになります。保険代理店の未来標準は少し分かりにくいかもしれませんが、今ノバリがやっているサービス一つ一つが未来標準の実現に向けてのサービスとなります。例を挙げると、このノバリウェイもそうですし、複数の保険会社を乗り合うのも、全国に拠点を出すのもそうです。また、保険代理店のM&Aや顧問契約なんかも未来標準の実現に向けてのサービスとなりますし、当然、金融庁の指針に基づく態勢整備を形作るのもそうなります。私の方で、現在、考えている次なるサービスは、損害保険代理店向けのコンサルティングサービスです。こちらも、保険代理店の未来標準に繋がる考えですね。他の保険代理店がまだ取り組んでいないことを、ノバリでは既に実施していますので、保険代理店の未来標準の実現を目指していることをPRしていただきたいなと思います。他社との差別化であり、付加価値の部分となりますので。

では、次に企業理念と行動指針<経営心得>の補足説明をします。

◇企業理念と行動指針<経営心得>

  1. お客さま・社員・ノバリの幸福
  2. ヒト・モノ・カネ・情報の活用
  3. 強みを活かした適材適所の人事
  4. 価値観を共有し最高の自己発揮
  5. 自主性を持ったフラット型組織
  6. 異質な結合と体系的廃棄で創造
  7. 利益を内部留保する無借金経営

先程の企業理念や経営理念を踏まえて、どういう経営をしていくかということですね。ですから、経営心得は経営者の視点であり、社員心得は社員の視点で、基本理念のお客さまとのお約束,企業理念,経営理念をどう具体化していったらいいかの考え方になります。最初の幸福のところは、3つの最大幸福を常に考えることが大切で、順番もお客さま,社員,ノバリの順番になっています。活用のところは、使える経営資源をもとに増やすことが出来ないかを考えることです。人事のところは、弱みに目をつぶるのではなく、強みを活かすことです。弱みや短所もほっとくのではなく、時間をかけて育成することが大事です。自己発揮のところは、多彩な個性を認めながらもノバリウェイを共有して方向性を合わせていくことです。個人個人に能力があるのと同時に組織力も高いというのが理想ですね。フラット型組織はオーケストラ型組織で指揮者がリーダーの見本となるということです。創造のところは、常に異質な結合と体系的廃棄を考えると良いと思います。留学事業や宇宙ビジネス情報サイトをつくったのも、異質な結合で何か生み出せないか考えてのことです。化学反応が起きるのを待ちたいと思います。最後の無借金経営のところは、日本の企業の7割近くが赤字なんですよね。業績が悪いだけでなく、あえて税金を払いたくないので、過剰に経費を使っている点もあるかと思います。こういう赤字なり、借金経営をすると、いざビジネスチャンスが出て来た時に投資するお金が不足するので、日頃から無駄を省き利益を出し内部留保していくという考え方になります。

では、今月は以上とします。ありがとうございました。

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