日本銀行では、日本銀行の役割や業務を広く知ってもらう為に、無料見学案内を実施しております。所要時間は約60分になります。尚、本店見学は事前予約制になっていて、本店見学予約サイトから申込む必要があります。指定された時間の15分前位から西門で受付手続きがあります。見学コースは主に本館建物・中庭、展示室と客溜(1階)、展示室(2階)、総裁肖像(2階)、免震装置(地下)、地下金庫になります。
本店本館の建物は辰野金吾氏により古典主義様式でつくられ、1896(明治29)年に竣工しました。本館正面玄関をバックに撮影出来る中庭は人気の写真撮影スポット。エントランスの堅牢な柱が、威風堂々とした印象を演出。
展示室と客溜(1階)は竣工時には客溜の上部をガラス屋根とし、吹抜けを通して1階客溜の他、2階と3階にも自然光を取り入れていたようです。客溜の装飾にはコリント式の柱頭やアカンサス唐草模様が施されています。展示室として、明治時代の本店の執務風景なども見れます。
展示室(2階)は本館の建設過程や建築の特徴など本館建物の歴史や日本銀行がどのような役割を果たしてきたかなど日本銀行の歴史を紹介しています。本館2階の廊下には、日本銀行の歴代総裁の肖像画がずらりと並んでいます。
地下金庫はとても人気があり、明治時代の金庫の煉瓦壁をバックに1000億円の摸擬券を見たり、1億円の重さを体験しながら、写真撮影を楽しむことが出来ます。また、お札の鑑査の歴史や偽造防止技術なども学べます。
残念ながら写真撮影が出来るところは、建物外観・中庭と地下金庫だけになります。最後に日本銀行見学記念スタンプも忘れずに 。