
おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。
では、今月のビジョンシェアリングは「組織で取り組むヒューマンエラー対策(後半)」について話をしたいと思います。先月が前半部分で、今月が後半部分になります。前半部分は覚えていますかね。資格を取得する際にも効果的だと言われている学び方をいくつかお伝えします。
学びを深めるLiteです。通常のLightとは違って、Learning in Teachingの略称としてのLiteです。企業研修などでも時折紹介されますが、ノバリ版に少し変更しています。一つ目のQuick Liteは学んだことをその場で実践することです。二つ目のSummary Liteは朝会終了後に直ぐに実践することですね。三つ目のReview Liteは今月の冒頭で先月の復習することになります。繰り返して学ばないと身に付きませんので、Review Liteから始めたいと思います。
ヒューマンエラーの発生対策の4Mは①人的な要因(Man)②設備的な要因(Machine)③作業・環境的な要因(Media)④管理的な要因(Management)の4つのMです。特にFTA解析やフールプルーフが重要かと思います。FTA解析では、因果関係を考えながら要因の連鎖を切断するための対策を考えるものです。事例では床の油で滑って転倒した事例の対策をみました。フールプルーフは、ミスをしようとしても出来ない仕組みをつくることでしたね。事例では、複数工程の統一フォーマット,Excel活用の自動計算,RPA活用,手順書作成,異常値アラート設定なんかをお伝えしました。一般的には直ぐに忘れるものなので、復習するとLearning in Teachingの意味が良く分かると思います。
次はヒューマンエラー発生の③作業・環境的な要因(Media)になります。一般的にはヒューマンエラー対策をすると生産性が落ちるように感じます。実際はヒューマンエラー対策と生産性向上は両立出来るんです。対策として、エラー自体の発生の防止とエラー発生の損害拡大の防止に繋がるからです。生産性を簡単に計算すると、産み出す成果(アウトプット)÷投入する資源(インプット)になります。割り算の結果を大きくすると、生産性が向上することになります。生産性向上には4つのパターンがあります。アウトプットが増えたのにインプットは同じ、アウトプットは同じなのにインプットが減る。アウトプットが増えインプットを減らす、アウトプットが大幅に増えインプットは少しだけ増えるなどです。
投入する資源(インプット)はヒト・モノ・カネ・情報になりますので、いかにムリ・ムダ・ムラを省くかが重要になります。改善の4原則ECRSと言います。一つ目は排除の原則(Eliminate)です。不要な業務を無くせないかです。ほっとくと仕事はどんどん増えていくので、自分なりチームでの無駄な仕事は止めるようにしてください。会議の短縮や廃止なども、その一つですね。二つ目は結合の原則(Combine)です。別々に行っていた業務を集約したり統合することです。複数のフォーマットを統一するなどです。三つ目は交換の原則(Rearrange)です。業務の順序や担当者を入れ替えられないかです。四つ目は簡素化の原則(Simplify)です。AIによる自動化や標準化などです。改善の4原則ECRSはこの順番で実施することが大事だと言われています。
次はヒューマンエラー発生の④管理的な要因(Management)になります。ここでは深掘りはしませんが、主に製造業や建設業で行われているものになります。さらりと紹介します。指差呼称の効果として、誤り率を6分の1にする効果があるようです。ヒヤリハット活動とは日常の仕事の中でヒヤリとした、ハッとしたが災害などにならなかったヒヤリハット体験を事故災害の防止やミスの防止に活用することです。KYT(危険予知トレーニング)活動の効果として、チームのメンバーとの話し合いで自分では気付かない危険に気付いたり、現場で必要な危険予知の能力が身に付いたりします。ツールボックスミーティングとは作業前に行われる短時間の打ち合わせのことです。毎日行うことで現場で要求される問題や課題を解決していく能力を高める効果があると言われております。業界ならではもあるかもしれませんが、このような自主活動がPDCAサイクルのCheckの役割を果たします。保険業界でも学べるところは学ぶべきですね。
前半部分と後半部分のまとめになりますが、一つ目はあるべき姿を想定したり現状を把握することが大切で、二つ目は人的な要因や外部要因の抑制が必要です。三つ目にFTA解析やフールプルーフなどの対策です。四つ目にムリ・ムダ・ムラを無くす業務改善を実施。五つ目に職場の自主活動が重要になりPDCAサイクルを効果的にまわすことでヒューマンエラーの対策となります。
組織で取り組むヒューマンエラー対策の話を2回に分けて話しました。本社、営業所共に組織(チーム)であるべき姿や課題、具体的対策を考えてみましょう。ビジョンシェアリング終了後も少しお時間取って意見出してみてください。
朝会終了後、直ぐに実践すれば、先程のSummary Liteになります。忘れないように繰り返し学んでみてください。
では、今月は以上とします。ありがとうございました。
