
おはようございます。全国の営業所長,社員の皆さんも、おはようございます。今月のビジョンシェアリングは「組織人としての基本」について話をしたいと思います。この講話は新入社員・若手社員育成研修向けにつくったものですが、おそらく営業所でも何かしら役に立つと思います。
現在、日本には会社と名のつく組織体が200万以上あり、規模も活動の中身も様々になっています。業種によって異なりますが、社員が100名以下もしくは300名以下の中小企業が全体の99.7%を占めています。会社の規模や業種が違っていても、会社の基本的な役割は同じになります。ノバリ株式会社の立ち位置は、現在中小企業であり、もう少しで中堅企業といったところです。
会社の基本的な役割
まず、こちらを見てください。
会社の基本的な役割
・サービスの提供を通じて人々の生活の向上や文化の進展に貢献
・利益を分配することで従業員とその家族の生活の維持や向上に貢献
(利益=売上-経費)
*この2つをはじめ、ステークホルダー(利害関係者)に対して責任を果たしていくことが重要
(主なステークホルダーはお客さま,従業員,取引先,地域社会,株主,経営者)
参考 <経営心得>
①お客さま・社員・ノバリの幸福
共通している点が2つあるということです。この2つをはじめ、ステークホルダー(利害関係者)に対して責任を果たしていくことが重要になります。参考として、ノバリウェイの<経営心得>「①お客さま・社員・ノバリの幸福…お客さまの幸福・社員の幸福・ノバリの幸福と3つの最大幸福を目標とします」とありますがステークホルダーを凝縮させたものだとも言えます。
では、一つ質問ですが、ノバリ株式会社は何のために存在していると思いますか?
皆さん、分かりますかね。少し考えてみてください。
回答はこちらになります。
ノバリ株式会社は何のために存在しているのか?
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ノバリウェイ(企業理念と行動指針)
企業理念…人生の不安を取り除き安心を与えてお客さまの豊かな人生に貢献します
経営理念…保険代理店の未来標準の実現を目指してより豊かな未来社会の創造に寄与します
参考 <ノバリウェイ事例集>
ノバリウェイの<基本理念>の中に入っているんです。お客さまとのお約束・企業理念・経営理念はノバリ株式会社のミッションになります。以前にも話しましたが、実は会社のロゴマークは企業理念を表しています。
こちらを見てください。

「novari=お客さまに貢献」「レッド=情熱」「ベージュ=安心」「ハート=豊かな人生」一言でまとめると、「ノバリは情熱を持って、お客さまに安心を与え、豊かな人生に貢献します」ということになります。これは、是非覚えておいてください。また、ロゴマークはnとvでハートマークをつくっています。
ミッションである<基本理念>を通して、世の中にノバリ株式会社の考え方や仕事の姿勢を示せるので信頼に繋がりますし、社員にとっても会社の方向性が分かるので、やりがいを持って仕事に取り組むことが出来るのではないかと思います。
現在、東京本社では久しぶりに求人募集を掲載して、面接を既に数十人実施しました。面接をして気付いたことは、びっくりする位HPを隅から隅まで見ておりますし、ノバリウェイの考え方や社長である私の考え方も調べているんです。
ですから、ノバリ株式会社の考え方を発信したり、ノバリウェイ事例集などを通して企業文化を伝えていくのは、とても重要だと感じました。また、Instagramも始まりましたので、こちらのフォローもお願い出来ればと思います。
会社組織の基本知識
では、次に会社組織の基礎知識を見てみましょう。
会社組織の基礎知識
会社組織…会社の目的や目標を達成するために、従業員が一定のルールのもとにそれぞれの業務を遂行し、協力して仕事を行う集団
*組織をつくると分業とチームワークという仕事が可能となる
*強い組織とは様々な条件変化に素早く的確に対応出来る組織
*指示命令系統は明確でありながら下位者の自主性を尊重する
参考 <経営心得>
③強みを活かした適材適所の人事
⑤自主性を持ったフラット型組織
なぜ、組織をつくって活動するのかという回答になっています。組織をつくることによって、分業とチームワークという仕事が可能になり、質・量ともに一人では到底成し得ないレベルの仕事をすることが可能になるからです。当然一人では保険会社を30社以上取り扱うのは難しいですし、保険会社も代理店契約を締結しないと思います。
話を戻しますと、分業とは仕事を小さく分けて担当するので、専門的な能力を向上させて効率を上げることが出来ます。チームワークは複数の人が力を合わせることによってより大きな仕事が出来ますし、社員の弱みを無くし強みを活かすことにもなります。1+1が2にならないということです。
また、強い組織とは様々な条件変化に素早く的確に対応出来る組織ですが、本当は人事異動を頻繁に実施すると良い訓練になります。一般的に社員はあまり変化を好みませんし、中小企業では人事異動が簡単ではありませんので、本社から人事異動の方法を少しずつ考えていきたいと思っています。逆に社員の方からいろいろな仕事をさせてくださいというケースもありますけど、私の経験上、こういった人材は成長する可能性が高いと思います。自主性がある方は、待ちの姿勢ではなく、自ら成長出来る機会をつくっていると言えます。
参考として、ノバリウェイの<経営心得>「③強みを活かした適材適所の人事…社員の弱みではなく強みを活かした適材適所で組織は強みからの発展をします」と「⑤自主性を持ったフラット型組織…多種多様な社員が価値観を共有し最高の自己を発揮しながら組織に貢献します」は会社組織のあるべき姿をまとめたものと言えます。
組織人としての心構え
では、次に組織人としての心構えを見てみましょう。
組織人としての心構え
・会社の目的や目標を理解する
・会社のルールや規範を守る
・組織の代表という意識を持つ
・人間関係を大切にする
・ビジネスマナーを守る
・社会人と学生との違い
会社の目的や目標のところは、本社で経営計画書を作成していますが、今後は営業所ごとに営業所計画書を作成していく予定です。営業所計画書は金融庁や保険会社の要望でもあります。7月のビジョンシェアリングで補足するつもりですが、事前にどんな計画書なのか後程お送りしたいと思います。7月末日にはすべての営業所計画書をまとめますので、事前に所長もしくはリーダーの方は考えておいてください。
会社のルールは就業規則にはじまり、業務に必要な知識やスキルを実践しながら学ぶルールもあります。組織の代表とはノバリ株式会社の顔になるという事です。特に電話応対が大事になります。学生のアルバイト向けになりますが、社会人と学生の違いを1つだけ言うと、給料をもらう社会人と授業料を払う学生という立場の違いです。お客さまから給料をもらっているということは忘れてはいけないことですね。
仕事に対する心構え
では、最後に仕事に対する心構えを見てみましょう。
仕事に対する心構え
・積極的な仕事観を持つ
・お客さまあっての仕事
・正しい仕事を心掛ける
・出来ないでは出来ない
・一日を振り返る反省
参考 <基本理念>お客さまとのお約束
参考 <社員心得>
①お客さま第一の会社②相互に助け合う会社
④全て自己責任の会社⑤理想に挑戦する会社
積極的な仕事観ですと、仕事を通しての自己成長や社会貢献になりますが、消極的な仕事観だと、ただ生活の為となってしまいます。おそらく、考え方一つで仕事へのモチベーションが大きく変わると思います。
お客さまあっての仕事は、先程の給料だけではありません。会社に入ってくる全てのお金や会社が使う全てのお金の元は、お客さまからいただいたものになります。ここのところも、とても重要です。正しい仕事は誤りのない仕事と会社のルールや規範を守るということです。出来ないでは出来ないは、「それは無理です」と即答するのを「どうしたら出来る」ようになるかを考えることでもあります。否定から入ると、ただ否定して終わる可能性が高いということです。
一般的に上司の立場からみて、部下に仕事を任せるとして6割位出来るかなと思ったら、任せることも大事です。人が育たない組織は、上司が仕事を任せず自分でやってしまうことが多いですね。ただ、しっかりフォローやチェックすることは忘れないでください。
一日を振り返る反省は、帰宅の電車やお風呂に入っている時などで5分でも10分でもいいので、仕事を振り返って欲しいと思います。これを毎日出来る方は、仕事の改善が進みますので成長するスピードが速くなります。なぜ、反省が必要かというと、自分をいじめるのではなく、自分を成長させるためです。一流のプロスポーツ選手なんかも実践している方は多いと思います。別の言葉で言うと、自分の強みと弱みの再発見ということになります。自分の仕事を客観的に見れるようになりますので、是非実践してみてください。
参考として、ノバリウェイの<基本理念>お客さまとのお約束、<社員心得>①お客さま第一の会社②相互に助け合う会社④全て自己責任の会社⑤理想に挑戦する会社などを、後程確認していただければと思います。
では、今月は以上とします。ありがとうございました。
*参考資料 【新版】仕事の基本とビジネスマナー(PHP研究所編)